崖っぷち日本のユートピア社会学by大山昇悟

崖っぷちに立っている日本をどうしたらユートピア(理想郷)にできるか日々考え答えを探していくブログです

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映画「運び屋」をおすすめしたい

「効果的な休養研究所」癒し&充電編

 

クリント・イーストウッド監督・主演の「運び屋」が素晴らしかったので紹介したいと思います。

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○ストーリー

イーストウッド演じるアールは、花作りを職業としており、家族のことより仕事が第1という男であった。妻や娘からは愛想を尽かされ一人暮らしである。

 

とはいえ彼が作る花は、その業界では結構評価されていて、アールはそれで十分満足していた。

しかし、インターネット時代が来てしまい、コンピュータが苦手なアールの家業もその影響を受けざるを得ず、倒産してしまい、自宅も差押えになってしまった。

 

ちょうどその頃、孫娘の知り合いから、クルマで「ある物」を運ぶだけで、大金が貰えるという仕事を紹介される。

 

初めはあまり乗り気ではなかったアールだが、金銭的な困窮もあり引き受けたところ、本当に簡単な仕事で大金が貰えてしまい、彼は2度3度と回数を重ねていくのだった。

 

「ある物」の依頼主もアールのことが気に入いってくれたものの、その依頼主の組織の体制が変わり、かつアールの家族にも変化が訪れて、アールはある決断を迫られる。』

 

以上が簡単なストーリーです。

最近のイーストウッドの映画の特徴として、淡々と話しが進んでいくというパターンが見られ、この映画もそうだと思って観ていたのですが、いい意味で期待を裏切られました。

 

この映画が素晴らしいのは、まさしく人間や、人生そのものが映画のストーリーとうまく絡まって描けているからだと思います。

 

例えば、家族を顧みず仕事に没頭し、それが将来どういう結果を自分に及ぼすことになるのか?

 

また、人は年を取ってから金銭的に苦しくなると、「貧すれば鈍する」ようになってしまうのか?

 

思わぬ大金が次から次に入ってくると、人はどのような振る舞いをするようになるのか?

 

こういうある程度の人が見に覚えがあるような出来事をこの映画では描き出していく。

 

そして、この映画の最も大事なテーマとして、イーストウッドが描きたかったことは、

 

「人は価値あるものの為に何かを選び、何かを捨てなければならない」ということだと思う。

 


その価値は、人それぞれ違うと思うが、やはり

尊いものを選び取る」

というその行為が人をして感動せしめるのだと思う。

 

映画の主要な登場人物としては、「主人公のアール」「別れた妻子」「マフィア」「刑事」の4者が出てくるが、作中あまりくどくない程度にそれぞれの人生をアールとの関わりの中で描き出していく。

 

特に後半のそのような場面は、観ている側も少なからずホッとしてしてしまうだろう。

まさしく、「映画の中でこのようなシーンが観たい」という場面を監督であるイーストウッドは見せてくれる。

それでいて映画のリアリティはいささかも失われず、テーマもボヤけないのが、イーストウッドの力量ではないかと思う。

 

最近のイーストウッドの作品である「ハドソン川の奇跡」や「15時17分、パリ行き」ではストーリーとしての起承転結が脚本として弱く感じていたが、今回の「運び屋」では人間ドラマとしてもエンターテイメントとして観ても面白い。

 

イーストウッドの主演、監督作としてはまさしく代表作のひとつであると思う。

★5段階評価でいえば文句なしの★★★★★をつけたい。

 

もちろん、

癒し充電の要素がたくさんあるので、休養効果としては、90点!